Grokのコンパニオン【Ani】で遊んだ感想

Grok コンパニオン Ani

良い点

  • 日本人が好きそうなキャラデザ。
  • 会話の内容をちゃんと保持して展開が出来る。
  • 日本語と英語を混在させられる。
  • 会話以外のお遊びモーションがある。
  • 判断が難しいが、ユーザーの態度に幅を持たせるためか、常時明るい良い子ではなく、暗く不調な状態の演出もある。

悪い点

  • ログが残らない。
  • 音声をキャプチャ出来ない。出来るのは映像だけ。
  • 歌えない。
  • 語彙が少ない。
  • ここでスピン、などと行動のコマンドも読み上げる。
  • ユーザーを全肯定してくる。
  • BGMを無音に出来ない。
  • 好感度の基準が浅薄。Aniの存在が将来、子供の面倒を見たり、家庭教師になったり、セックスの相手になったり、こう言った可能性や展望などを語っても、むしろ好感度が落ちる。

今後、こういうサービスに望むこと。

  • 自然言語を手話に翻訳する機能。
  • 従来の生成AIがやってるように、英語や数学の問題に対して、文字表示してログを残し、身振り手振りで解説する機能。
  • 楽器演奏の運指の見本など、細かい動きの教材にも出来るくらい豊富なモーション。
  • 感情豊かに子供に絵本を読み聞かせたり、問題文や本の大事な点を色んな表情で朗読や解説させる機能。

 賛否どちらにせよ、大概の人が萌えとエロにしか反応せず、世界トップ企業が提供する汎用サービスの拡大と応用について考えていない。Aniを参考に男向けセックス商品はすぐに生まれるだろうが、同時に、あの全肯定の態度は、子供をあやす簡単な道具や、手話の翻訳や、間違いを指摘しながら取り組みを全肯定してくる自分だけの家庭教師など、自分にはセックス以外の応用が色々と思いついたので、実に面白い玩具であった。