自分は月に1冊の本を読む。多い時は3冊まで読む事があるが、基本的にノンフィクションを1冊、場合によっては手軽な小説を1冊、平均2冊という感じだが、1冊を3ヶ月くらいかけて読む時もあり、本を読まない月はないが、常に未読の本を毎月読んでいる訳でもない。ただ、今となってはアニメや映画を全く見ないし、視覚的な刺激を求めた場合はゲームをやり、知識や発想を求める場合は本を読む、と娯楽の幅は固定されている。
逆に言うと、それくらい読書には抵抗がないし慣れているが、それでも本を読んでいると眠くなる事が多々ある。そこで自分は本を読む時にペンを持つようにしている。別に本やノートに書き込む訳ではなく、ペンを地面に接する車輪のように回したり、ペンの両端を親指と小指で押さえて万力のように持ったり、ペンを緯糸、指を経糸にして平織のように持ったり、ペンの先端だけを持ってドラムスティックのように振ったりする。

結局、読書が眠くなるのは脳の負荷が高い割に肉体的な刺激があまりに少ないからなので、足ツボで目を覚ますように、兎に角に何らかの刺激を与えて脳を退屈させないようにする。
自分は読書に限らず、外出で歩いている時もペンを持って歩いている。これも同じように書くのが目的ではなく、手品師がコインで指の準備運動をするように、ペンを指に沿って回転させたり、指先で叩いたり、指先に押し付けたりと、兎にも角にも指に物理的に刺激を与えるのが目的。
自分は寝る時に棒状に畳んだタオルを握って寝るが、どうも指に刺激がないと落ち着かない性質らしい。何も持っていないと、指の停滞がそのまま脳の停滞に結びついているような感覚があり落ち着かない。タオルを握る時も、親指から小指まで任意の順番でタオルを指で押す。自分はピアノを弾くが、恐らく指を動かしていないと指の感覚が衰えてしまうような気がしているのだろう。
逆に、自分は常に指を使う事に慣れているので、本を読む時にもこの性質を利用して、肉体的な刺激に乏しい読書を、ペンを持つ事でボタン操作して刺激に溢れているビデオゲームのように脳を錯覚させている。