思考の共有は数学の限界を示す

 前提を崩してしまうが、人類より高度な思考を共有が出来る知能を持つ宇宙人がいても、高度な知能が行き着く先は思考や計算の紆余曲折を通らずに無限方向に直進する事だから、思考の共有を出来ても思考や計算を必要な時点で超知能ではない。

 それに、思考は必ずしも文字や言葉を必要とするものではないから、数学は文字系の極致ではあっても、視覚に依存しない思考も存在するだろうし、超知能からすれば、数学者が自然言語を曖昧で複雑だと認識する様に、数学を曖昧で複雑と認識する可能性もある。数学はあくまで世界を認知しやすい様に変換した結果であって、超知能の宇宙人、というか神は変換を必要としない。