自分が子供の頃は、漫画が話やキャラが面白いのは当然で、それ以前に、呼吸や瞬きと同様に絵が凄いなんて当然だろ、という手間暇が桁違いの漫画やゲーム絵に溢れていた。
特に、登場人物は描けて当然。その上で、服装や背景まで登場人物と同様に微に入り細を穿つ描写じゃないと読者にそっぽを向かれる、という危機感と覚悟を持った漫画家に溢れていた。
漫画
Akira(大友克洋)
ドラゴンボール(鳥山明)
北斗の拳(原哲夫)
ろくでなしブルース(森田まさのり)
ジャングルの王者ターちゃん(徳弘正也)
スラムダンク(井上雄彦)
るろうに剣心(和月伸宏)*初期→後期は論外
ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)
電影少女(桂正和)
うしおととら(藤田和日郎)
ジーザス(藤原芳秀)
ARMS(皆川亮二)
ベルセルク(三浦建太郎)
高校鉄拳伝タフ(猿渡哲也)
銃夢(木城ゆきと)
スーパードクターK(真船一雄)
海猿(佐藤秀峰)
攻殻機動隊(士郎正宗)
魔神冒険譚ランプ・ランプ(小畑健)
鬼太郎(水木しげる)
ゲームのキャラデザとキービジュアル
彼らに比べたら、鬼滅の刃も薬屋のひとりごとも、人体が描けていないし、背景も平坦で立体感も迫力も現実感もないし、稚拙。
登場人物の愛嬌にしか興味がない馬鹿な女の消費者が中心となってる弊害だと思われる。
劇画が最高という話ではない。どんな絵柄であれ、顔以外の人体の構造や美術背景も顔と同様に、むしろ顔以上に価値があるという認識に欠けた漫画家と消費者が中心の現代には辟易する。
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