ディズニーランドを好きな(主に)女は、なぜ《ディズニー》が万能薬だと思い込んでいるのだろうか? 自分は女が抱える一種の病気だと認識している。つまり、共感性が強いが故の代償。夫の趣味の物を勝手に捨てる妻が定期的に話題に上がるが、それも同じ病根だと思う。《私と貴方の同一化》がもたらす病気。
自分は《ディズニー》自体を嫌悪しているわけではない。《クラリス》と《ガジェット》どちらがヒロインか?——とかオタク雑談なら喜んで応じるし、わんぱくダック夢冒険《月面ステージ》を今でもランダム再生のプレイリストに入れて聞いている。
ただ、ディズニーランドに行く気は全く無い。理由は複数ある。
- 価格が高い。
- スマホが必須。
- 人混み。
ディズニーランドに関わらず行かない理由は上記の通り。その上でディズニーランドに行かない個別的な理由は以下。
画一化された中で消費者の能力や個性なんぞ廃した上で自分が特別だと錯覚させる優遇を求める極めて受動的で稚拙な娯楽だから。
言うなれば《ホスト》と変わらない、という印象なのが正直な所。自分はキャバクラやホストの良さが微塵もわからないので、同様に《ディズニーランド》の良さがわからない。《ディズニーランド》の何回かを我慢して《海外旅行》したほうが、異文化に触れられて英語も勉強できて一石二鳥だと思ってしまう。
そこまで極端じゃ無くても、好きな音楽ライヴに行って、音源とは違う編成で間奏が4小節も多かったな、とか、4拍子16分刻の曲にあえて2拍3連で乗ってみたら難しかった、とか、メロに対して勝手に対旋律を乗せてみた、とか能動的な楽しみ方が幾らでも出来る。
しかし《ディズニーランド》は娯楽施設として上位だからこそ、有象無象は集まり下品な客もいるし、誰も彼も同じ格好と同じ場所で自撮りしていい気になって、まるで頭を使って生きているように見えない。
以前《ディズニーランド》の新しい施設を紹介したニュース動画に対して「価格高騰による子供の集客が減れば短命に終わるから長期的にどう考えているのか知りたい」というコメントが書かれていて、それに対する《ディズニーランド信者》の反応は「楽しいニュースに水を差すな」というものだった。いや、例えば《株主》からしたら真っ当な意見だとか考えられないのかな?
そういう積み重ねで、自分は《ディズニーランド》好きは《主体性に欠けて消費を生き甲斐とし権威主義》の稚拙な人間だと見ている。
《ディズニーランド》と《推し活》は親和性が高い。そして、自分は《推し活》は現代の梅毒だと思っている。何の才能も努力も伴わず些細な消費で何かを実現した気になり、その上で消費量を競う醜い資本主義の奴隷。しかし、企業からすれば大量消費はありがたいから、むしろ煽る始末。
《ディズニーランド》は極めて大規模で凄い娯楽施設である。しかし、そこにハマる消費者は底辺だと思う。何というか、恋人も妻もいないでAV女優のイベントにいれあげる男と同じで、金銭と物質と従属の安心感に浸っているだけで主体性が無い感じ。
流石にここまで書くと偏見まみれで極めて差別的で酷いものだが、別に《禁止しろ》とか《やめろ》と言っているわけでは無い。需要と供給の問題で、内輪で納得して盛り上がっている分には好きにしてくれ。少なくともAV女優にいれあげている男は、それを常識として話さないだろう? それと同様に、ディズニーランドが《アギ、ブフ、ジオ、ザン、ムド、ハマ》のウチの1つに過ぎず《メギド》では無いと自覚してくれ。
ディズニー好きには上の用語が何を言っているかわからないだろう? ディズニーランドも同じように方言の1つに過ぎないという話。興味が無い人間もいるし、下手したら嫌悪している人間もいる。それらに邪魔をされたなら怒るべきだが、間違ってもディズニーランドを好きにさせようなんて考えてはならない。