きっといつかできるようになる ─『ドラゴンクエスト7』の思い出|藤澤 仁
自分はファミコン世代であり、今の自分が対位法や教会旋法や変拍子や12音階の無い音楽を退屈だと感じてしまう価値観の根本を作ったのはドラクエがあったからと言って良い。
しかし、自分はドラクエ7に関しては肯定3、否定7という感じである。
肯定する要素
- ヒロインのマリベルが主役を全肯定する報酬人形ではない。
- 真実こそが毒である、という皮肉めいた話が多い。
- 主要キャラに老人がいる。
否定する要素
- クリアまでの時間が長すぎる。繰り返し遊ぶ気が起きない。
- 羊が強すぎた。
- 基本的に一本道のゲームなのに導線が希薄。
- これまでのドラクエよりプレイ時間が倍近いのに、1曲も暗誦を出来ないくらい印象に残らない音楽。
- 主役が、海を股にかける海賊的な素性を明かされるも、ゲームの仕様で特徴的な海の要素は皆無。ジャンルは違うが、アサシンクリード4のような帆船と海のような設定とゲーム性が関連していない。
記事ではこう主張しているが、これ本当だろうか?
JRPGの土台は戦闘にある。しかし、ドラクエは真・女神転生(ペルソナ)やサガに比べたら戦闘は単調である。真・女神転生やサガを数学とするなら、ドラクエは算数。
ただ、それは当然で、ドラクエは入り口を大きくして老若男女の最大公約数を対象としており、真・女神転生やサガのように先鋭化するのが目的ではない。
それを踏まえた上で、レヴェルという数字だけあげたら誰でも攻略が可能なドラクエに戦闘が心臓と言われても、レヴェルだけじゃ勝てない真・女神転生やサガを愛してる身からすると、無視を出来ない論点である。