FFレゾナンスの音楽が上松範康なので買うのをやめた

https://x.com/FFRS_JP/status/2072153227869782094

10月に発売予定のゲームFFレゾナンス。FF7以降がピクセルで作られていたら、どのように発展していたか、という設計思想の新作。自分は7以降の3DのFFを好まないので、これに賛同してスクエニへの抗議とチームの応援を兼ねて発売日に買う予定だった。しかし、それをやめて。音楽が上松範康とElements Gardenが担当だと分かったから。

システム解説の動画で聞ける通常戦闘曲を聞いた時に嫌な予感はしていた。楽器編成こそ王道RPGに相応しい管弦楽だが、エレキベースとドラムキックが聞こえて、テンポの揺れも強弱の揺れもない4つ打ち。クラシック畑の作家がポップス的な曲を作っているのではなく、ポップス畑の作家がクラシック物真似をしている感じ。

https://x.com/FFRS_JP/status/2071521584591102207

その後、上松範康とElements Gardenが音楽担当だと公式アカウントが発表した。はっきり言って自分は彼らの音楽を退屈だと認識している。彼らは水樹奈々の音楽を担当している事で有名だが、彼らにピアニシモ以下の弱い音の情緒や、クレッシェンドやディミヌエンドで気づいたらいる音、あるいは気づいたらいない音、という抑揚はなく、リズムとコードで固定された変化に乏しい音楽で、派手だが単調、それが自分の彼らに対する評価である。

彼らは、耳を澄ませないと聞き取れない音が無い。派手な音色、大きな音量、強く目立つ演奏、それだけ。派手な化粧をしている商売女と同じで、菅野よう子やミシェル・ルグランやKevin Penkinのように、顔を洗った爽やかな地肌で魅了する能力を持たない。派手に着飾る必要はない。ただ清潔な服を着て健やかにしていれば魅力的である、という感覚は夜の商売女にはない。

自分は彼らの仕事でCosmic Loveという曲は好きで聞いている。だから全否定する立場ではない。逆に言うと、20年に渡る彼らのキャリアの中で、その1曲しか価値を見出せなかったと言える。

自分にとってゲームの音楽は非常に重要で、はっきり言ってゲーム価格の半分は音楽に支払っているという感覚である。自分に無い発想、自分が知らない知識、それを学ぼうとゲーム音楽を聞いているのに、そこらに転がっているポップス様式の表情や抑揚や揺れに乏しい音が大きいだけの単調な音楽に数千円も出す気は無い。

FFレゾナンスは7600円するが、ゲームに5600円の価値はあっても、彼らの音楽に2000円の価値は無い。彼らの音楽を聞いて、こんな発想は無かった、こんな楽器やこんな編曲は知らなかった、と思った事は1度も無い。それなら、instagramでコメントが2桁も無い世界中の音楽の方が、知らない楽器、面白い変拍子、聞き慣れない音階、など勉強になる音楽に溢れている。

商売女に入れ上げた所で恋愛経験が豊富になるわけではない。同様に、彼らの音楽が自分の音楽を豊かにしてくれた事はない。彼らの根本思想がポップスであり、自分はテンポも拍子も動かず、ドラムのリズムに依存して、フォルテ以上の強い音に溢れて、揺れも波も抑揚も無い音楽はどれだけ派手だろうと退屈なので、ポップスから脱却が出来ていない音楽に金を出せない。

残念ながら、自分はFFレゾナンスを発売日に買うのを諦めた。

ファイナルファンタジー レゾナンス -Switch2

ファイナルファンタジー レゾナンス -Switch2

  • スクウェア・エニックス(SQUARE ENIX)
Amazon